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受賞作品発表 2008年5月
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>> 募集要項。参考としてご覧下さい。(終了しています)
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1990年から3年に1度、北海道旭川市において「国際家具デザインフェア旭川」を開催しています。メイン事業のデザインコンペティションは未発表の木製家具を応募対象としてデザインコンペを実施し、第7回目となる今回は、世界50カ国・地域から1,085点の応募作品が集まりました。2月には予備審査、5月には本審査を実施し、入賞作品8点、入選作品19点を選定しました。
今回は入賞作品8点をご紹介いたします。
応募総数 : 1,085点
受賞作品数 : 8点
■ 主催 : 国際家具デザインフェア旭川開催委員会
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ゴールドリーフ賞作品 【 Barca 】
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審査講評 |
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「デザインは愛、木とくらし」のキーワードのもと、新しい生活文化の提案と発信を目指して、3年毎に開催される国際家具コンペティション旭川も7回目を迎え、今や名実ともに世界に類を見ないコンペティションに成長してきた。
このコンペが広く認知され、定着してきた証であろうか、今回はじつに50ヵ国・地域から、1,085点の応募作品が寄せられた。その応募点数の多さもさることながら、回数を重ねるごとに作品のレベルも上がってきていること、しかも30歳代までの応募者が75%を占めていることに目を見張る。また、家具の中でも、難しい椅子をテーマにした応募が過半数に及んだ。
審査は例年の如く、まず画像により1次審査を行い、論議の末34点の作品に絞られた。第2次は、実物化された作品を一同に並べて審査が行われた。
拮抗したハイレベルの作品が並ぶ中を、様々な角度から審査を繰り返し、評価をする過程で、今回のゴールドリーフ賞はイノベイティブな要素と実用的な要素の強い両極の作品2点が候補に上がり、論議を尽くしたがお互い相譲れず、その両極の2点が選ばれた。
「Barca」は紡錘形の成型合板各々の断面の溝に特殊なフレキシブルなスライドジョイントで連結して小舟の様な形状になる革新的な構成で、大変提案性の高い作品。「HORN CHAIR」はこのまま商品に移行出来る、洗練された、シンプルにして完成度の高い、スタッキングチェアである。
そしてシルバーリーフ賞には、木の情緒性とクラフトマンシップを活かした存在感のある遊具のようなベンチ「Meditation」の1点が選ばれた。
ハイテックな道具に囲まれ乾いた生活空間の場に、ソリッド材でヒューマンな手触り感を有する家具であれ、今回も多く見られたプライウッドのものであれ、自然素材である木の家具が革新性のなかにも生活に節度と潤いを与えてくれることが再確認できる。
このコンペの結果が世界に向けて広報されて来ており、また、今日迄に幾つもの入賞入選作品が商品化され、メーカーとデザイナーとのコラボレーションも増えてきている。これを契機に今後も若い息吹が、世界に向けて羽ばたいて行くことを期待したい。
審査委員長 川上元美
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賞・賞金 |
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●ゴールドリーフ賞 (1点) 300万円
●シルバーリーフ賞 (2点) 100万円
●ブロンズリーフ賞 (5点) 30万円
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審査/審査員(敬称略) |
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■ 審査委員長
川上元美(デザイナー)
■ 審査委員
深澤直人(デザイナー)
織田憲嗣(東海大学芸術工学部教授)
ペーター・マリー(ドイツ・デザイナー)
グニラ・アラード(スウェーデン・デザイナー)
ユン・ヨハン(韓国・デザイナー)
長原實(開催委員会会長) |
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
(作品名、作者名)
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SDB001
榎本文夫
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SHEEP chair
横田哲郎
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LEAF Chair
渡辺仙一郎
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Chair 44
Mattias Karlsson、Erik Bjork
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