総評 : 永井多恵子(世田谷文化生活情報センター館長)
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「暮らしの環境をよくしよう!」これはマルチな事業を展開する世田谷文化生活情報センター「生活工房」部門の柱のひとつです。低公害車、燃料電池を使う電気自動車展など、ここ数年に渡って展開してきた事業から生まれたのが、赤信号時に「アイドリングストップ!」をよびかけようという企画でした。この背景には京都議定書を批准したにもかかわらず、自動車の大型化などによる排気ガス量の増大があります。

60人を超える世田谷のボランテイアたちと、交通量の多い環状七号線の若林交差点などで「アイドリングストップ!」と書いたプラカードを掲げて呼びかけをしたのが秋、そして今回、シンボルマークをつくって全国に呼びかけようと決起しました。

デザイン応募は200点を超え、特に若いデザイナーの参加が多かったのは嬉しい限りです。アイドリングストップ!はて?という向きにもメッセージが伝わるように、しかも愛車に貼ってもらえるようなデザインのスグレモノ・・という観点で、選ばせていただきました。次世代のデザインとして、皆さんに愛され、地球が末永く呼吸してゆけることを願っています。