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発表 2005年2月 |
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「ハンズ大賞」は、「手で考えよう。手で見つけよう。手で創ろう。」をスローガンに、様々な素材を通して「手」でモノをつくる喜びを再発見してもらうことを目的とし、1983年にスタートしました。
同コンテストは、作品のジャンルや応募資格に制限を設けず、毎回幅広い年齢・職業・地域の方を対象として募集をしています。
19回目を迎えた今回は1,943点の応募があり、一次審査(書類審査)、二次審査(実作品審査)を経て、10賞29作品が決定しました。
グランプリに選ばれたのは、蓮溪円誠さん(滋賀県)の作品「シュプール ソロ カルテット」。振り子や弾み車を動力源として雪原の上をシュプールを描きながら滑走するスキーヤー達を表現した作品です。
尚、二次審査(実作品審査)を通過した入賞・入選作品145点が、3/29~4/3、Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)で実施される作品展にて一般公開されます。
ここでは、グランプリと準グランプリに選ばれた3作品をご紹介します。
応募総数 : 1,943点
受賞作品総数 : 10賞29作品
主催 : 株式会社 東急ハンズ
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【 グランプリ作品 】
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【 作品展スケジュール 】
○日時 : 2005年3月29日(火)~4月3日(日) 10:00~20:00 ※会期中無休
○会場 : Bunkamuraザ・ミュージアム 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
○入場料 : 無料
○出展内容 : 一次審査(書類審査)の後、二次審査(実作品審査)を通過した入賞・入選作品145点
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賞・賞金 |
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○グランプリ (1点) 賞状・トロフィー・賞金100万円 ○準クランプリ (2点) 賞状・トロフィー・賞金50万円 他9賞
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審査員(50音順敬称略) |
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◆審査委員長
栄久庵憲司(インダストリアル・デザイナー) → コメントはこちら
◆審査委員
浅井愼平(写真家)、伊藤隆道(造形家)、稲本 正(工芸村オークヴィレッジ代表、工芸作家)
内田 繁(インテリアデザイナー)、クニエダヤスエ(テーブルコーディネーター)
栃折久美子(製本工芸家、エッセイスト)、三井康亘(マルチ・アーティスト)
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*各作品をクリックすると、全画像とがご覧いただけます。 |
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【シュプール ソロ カルテット】
蓮溪円誠さん(42歳、滋賀県)
以前から、動物や人をモチーフにして、楽しい動きのあるからくりの作品をつくっています。今回は振り子や弾み車を動力源として、雪原の上を美しいシュプールを描きながら滑走するスキーヤーたちを表現しました。カムやリンク機構を組み合わせた簡素なアナログ機構で、スラロームするスキーヤーの滑らかな動きを再現しています。駆動部の一部を除き、全体にはセンやチークなど各種木材を使用しました。(応募シートより)
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【サイコロくん】
伊東幸司さん(26歳、兵庫県)
異国の文化や雰囲気などに興味があり、それらをアレンジして、絵画~立体化~それを動かす、という一連の活動で自分の世界観を表現してきました。これはその最新作で、低速モーターとカムの原理を利用した人形です。首を上下左右に振りながら両腕を上げ下げすることで、手に持った筒内のサイコロの目が不規則に変わります。オルゴールのシリンダーと弁を内蔵することで、動作にあった雰囲気の音も出ます。(応募シートより)
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【金宝樹のイグアナ 松ボックリのアルマジロ】
豊原シゲコさん(65歳、広島県)
金宝樹の実からイグアナの肌を連想し、木材の廃材を貼り合わせた本体から削り出した胴体に、実を1個ずつ貼り付けていきました。製作途中で実が足りなくなり、次の年に実がなるまで待って完成しました。約5500個の実を使用しています。また、松ボックリからはアルマジロを連想し、松ボックリのカサを1枚ずつ剥ぎ、約5000枚を貼り付けてつくりました。(応募シートより)
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