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受賞作品発表 2011年5月
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「FUJITSU デザインアワード2011」は、新しい生活を創造するパソコンに関連したデザインを募集する本格的な国際デザインコンペティションです。国内外のデザイナーを読者に持つデザインウェブサイトdesignboomと、様々なジャンルのデザインイベントをプロデュースするDESIGN ASSOCIATIONとのコラボレーションにより、世界中から幅広く作品を募集しました。
募集テーマは「-A LIFE with Future Computing - 次世代コンピューティングが拓く新しい暮らしのデザインコンペティション」。部門は、2013年の富士通のノートPCのプロダクトデザインを募集する“LIFEBOOK部門”と、2020年の新しい生活スタイルのデザインを募集する“LIFE-DESIGN部門”の2部門で展開。約100カ国3354人のエントリーがあり、応募作品数は1076点にのぼりました。
グランプリは、リトアニアのEgle Ugintaiteさんの作品「The Aid」(LIFE-DESIGN部門)。体が不自由なため外出困難なユーザーが、杖を用いてナビゲーションや体調管理を行うことで、積極的に社会と関わることを可能とする作品です。
世界的インダストリアルデザイナーのロス・ラブグローブさんをはじめ、馬 岩松さん、バーギット・ローマンさん、グエナエル・ニコラさん、猪子寿之さんら豪華審査員による審査員特別賞に7作品が選ばれました。
●応募作品総数 : 約100カ国3354人から1076 点
●受賞作品数 : 10 点
●主催 : 富士通株式会社、富士通デザイン株式会社
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グランプリ 【 The Aid 】
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賞典 |
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・グランプリ 1作品(賞金30,000ユーロ)
・準グランプリ 2作品(各部門より1作品ずつ選出)(賞金10,000ユーロ)
・審査員特別賞 各7作品(賞金各1,000ユーロ)
・入賞 適宜
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審査/審査員(敬称略) |
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ロス・ラブグローブ(インダストリアルデザイナー)/馬 岩松(MAD代表)/バーギット・ローマン(designboom.com編集長)/グエナエル・ニコラ(キュリオシティ代表)/猪子寿之(チームラボ代表)/大谷信雄(富士通株式会社 執行役員常務)/加藤公敬(富士通デザイン株式会社 代表取締役社長)
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
(作品名、デザイナー、作品概要)
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The Aid
Egle Ugintaite
移動のナビゲーションや体調管理などを、杖を用いて行うことにより、外出が困難なユーザーが積極的に社会と関わることを可能とするデザインです。ICT機器がユーザーの暮らしの中でどのように役立つかを考え、社会インフラと融合したサービスを展開した作品です。
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Crowd
Philipp Schaake
セパレートスタイル、スレートスタイル、ノートスタイルなど、アプリケーションや利用目的に応じたフレキシブルな操作性を実現するデザインの提案です。とりわけバックカバーにも着目し、PCを閉じた状態での使い方まで考慮されたデザインです。
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Integral Cord
Raphael Lang、Yu-Lin Hou、Chan Wing Tak
形状を自由に変えて、コードで囲った内側にディスプレイを表示させるコンピューティング機器です。多様な使い方ができることに加え、複数人が同時にディスプレイを操作することができる、新たな「コミュニケーションの場」を創り出すデザインです。
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【ロス・ラブグローブ賞】
Anderson
Ma Yiwei、Tao Ying
PCを持ち歩く機会が増えることを想定し、座ったときや立ったときの状況に応じた使いやすさを追求し、多様な利用シーンに適した操作スタイルを可能とするデザインです。
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【馬岩松(マ・ヤンソン)賞】
The Haunted Mountain
Lou Xiaoyu
液晶プロジェクター映像、ウィルス警告、オートセンサーなど、ノートPCに追加される機能にフィジカルな動きや香りなどを与え、五感に訴える方法で、PCの機能拡張を楽しむことのできるデザインです。
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【グエナエル・ニコラ賞】
Frame Series
Florian Langer、Patrick Decker
スマートフォンやスレート端末など、それぞれに特徴を持った機器がひとつのフレームの中にスマートに収まることによって、1台のPCに統合される、機器連携を意識したデザインです。
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【加藤公敬賞】
ecoPad
Yonggu Do、Jun-se Kim、Eun-ha Seo
タッチスクリーンを押すことで電気が発生し、使うことによって電力を自身で賄うPCの提案です。環境への配慮に対する考えと実現性が検討されたデザインです。
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【バーギット・ローマン賞】
River runs through City
大野力
川に沿って文明が栄えていった歴史をヒントに、見える化された情報を川のごとく地域に流すことにより、都市文化を形成していくという、社会基盤構築のためのデザイン提案です。
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【猪子寿之賞】
Smile Cup
Nikita Mokhirev
顔文字での情報伝達をヒントに、カップに情報をニュアンスで表示させることによって、ティータイムのくつろぎの時間の中でより感覚的に情報を伝えることができる、コミュニケーションツールのデザイン提案です。
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【大谷信雄賞】
The total recall agent
中村昌平、MoonHwan Lee、YoungWook Jung
旅先での自分の行動を記録し、クラウド技術によって旅の経験を第三者とシェアし、そして、旅をガイドするといった機能を持つ、気球の形をした「旅のエージェント」のデザイン提案です。
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