登竜門
 
デザインのお仕事

 平日毎日更新

今週の気になる結果発表! ~ 国内コンペ >>過去に掲載されたニュースへ

コンペ情報

定番コンテスト一覧

学生向け

文芸・コピー・論文
川柳・俳句・短歌
絵画・アート
写真
写真(地域)
ロゴ・マーク・キャラクター
イラスト・マンガ
映像・アニメ・デジタル
グラフィック・ポスター
工芸・ファッション・雑貨
プロダクト・商品企画・家具
建築・インテリア・エクステリア
アイデア・企画
エンターテインメント
その他

メルマガ購読

COMPE WEEKLY

コンテスト結果

コンテスト結果発表一覧

登竜門とは


掲載・広告依頼


主催をお考えの皆様へ


作品の権利/著作権


サイト利用規定


個人情報保護方針


運営会社

東芝エレベータ FUTURE DESIGN 2010 未来エレベーターコンテスト
東芝エレベータ FUTURE DESIGN 2010 未来エレベーターコンテスト >
http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/newsnavi/volumes/contest/index.html

 「東芝エレベータ FUTURE DESIGN 2010 未来エレベーターコンテスト」は、次代を担う学生の方々から、これまでのエレベーターやエスカレーターのイメージを一新する建築や都市で活躍する未来の交通のアイデアを募集するコンテストです。
 第4回目を迎えた今回のテーマは「地域を観光で活性化する未来の交通」です。「エンターテインメント」「アメニティー」をキーワードに、地域振興に貢献する、乗って楽しく安全で快適な交通機関のアイデアを募集しました。
 最優秀賞に選ばれたのは、東京理科大学の学生3名による「イカダネット」です。クラウド管理されたハイテクイカダにて瀬戸内の島々を自在に移動することで地域の活性化を目指した作品です。太陽電池を動力源とし、超伝導磁石の力で陸上や水上を移動するイカダはモジュールで拡大可能で、観光、教育、医療、災害時における物資の運搬など、さまざまな分野に利用できるアイデアになりました。

ここでは、受賞作品5作品をご紹介します。


過去の受賞作品  » 2009  » 2008  » 2007 

受賞作品数: 5
主催: 東芝エレベータ株式会社

Primitive Way
上/表彰式
下/受賞者の皆さん
賞・賞金
●最優秀賞: 1作品 (50万円)
●優秀賞: 1作品 (20万円)
●審査員賞: 3作品 (10万円)
【副賞】
賞状・盾
東芝エレベータ府中工場見学ご招待

審査/審査員(敬称略・順不同)
今村創平(建築家、アトリエ・イマム主宰)
辛島恵美子(関西大学社会安全学部教授、NPO法人安全学研究所理事)
田中浩也(慶応義塾大学環境情報学部准教授、マサチューセッツ工科大学建築学科客員研究員)
藻谷浩介(株式会社日本政策投資銀行 地域振興グループ 地域支援班 参事役)
原田 豊(東芝エレベータ株式会社 取締役上席常務 統括技師長)


各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
 (作品名作者名作品説明
 受賞作品
最優秀賞

イカダネット
藤代健介(東京理科大学)
斉田祥吾(東京理科大学)
金 司寛(東京理科大学)

瀬戸内の島々は本来豊かな自然、豊富な漁獲量、雨が少なく過ごしやすい気温など多くの有益な特性を備えているが、現状は過疎化と高齢化が進みつつある。その解決策として提案されたのがイカダネットだ。移動手段に用いられるイカダは、板の上に設置された太陽電池を動力源とし、海底に置かれたコア電磁石と反射板によって引力と斥力を調整し、ゆっくりと海上を移動する。また陸に上がれば、地面に埋め込まれた超伝導体磁石の反発力を利用して移動できる。そのため自動車用のアスファルト舗装は必要なくなり、土の道路が再び蘇る。
イカダには高性能CPUが搭載され、情報はすべてクラウド化され共有される。誰にも平等に開かれたこのイカダネットワークの形成は、観光、勉強、医療、災害時の物資の運搬など、さまざまな分野に利用でき、瀬戸内の島々に新しい文化を創造するだろう。


 
優秀賞

thpvds ─環境呼応展望台─
田村竜也(法政大学 大学院)
立松昭彦(横浜国立大学 大学院)

全国各地に設置される“thpvds”は、それぞれの置かれた場所の環境に応じて変化する展望台である。
展望用の箱は気温が低いときには赤く、高くなるにつれて黄味を帯びた白となり、さらに温度が増すと青色に変化する。展望用の窓に調光ガラスを用いることにより、湿度によって透過光量が変化し、景色の見え方が変わる。ガラスの筒に覆われている“thpvds”は、筒の内部が水で満たされ、屋上にはゴム膜が被せられている。そのため浮沈子のように、展望用の箱は屋上のゴム膜がその日の気圧によって押され、位置を変える。その他、“thpvds”は移動速度がその時間の風速によって決まる、風向きにより見る方角が変わる、陽が当たる筒の表面部分にはひまわりは現れるなどの機能も備えている。
地元の人は毎日“thpvds”の変化を楽しみ、展望台に上った観光客は自分たちの地元の“thpvds”を思い出しながら、その時、その場所でしか見られない景色を楽しむことができる。


 
審査員賞

インフラを纏った家
秋山照夫(横浜国立大学 大学院)
大和田栄一郎(横浜国立大学 大学院)

神奈川県横浜市にある野毛山公園と大通り公園に囲まれた一帯が、この案の提案地域である。山の斜面に位置する当該地は、昔からの住民が多いため高齢化が進み、一方では大きな高低差がアクセスを悪くして、新たに住む若い住民も減少している。この案では、斜面の地域を市街地から孤立させることなく、斜面を利用したインフラを整備することで新たな地域振興が提案されている。
高齢化などにより一世帯あたりの人口が減少した住宅の個人スペースを縮小し、そのぶんを生活支援施設や公共施設とする。これらの共有施設の間を縫うようにしてゆるやかなスロープが斜面を蛇行して続く。周辺住民は急な階段を上ることなく、共有施設を自由に利用できる。そこには、キッチン、リビング、浴場などが備えられ、誰もが利用できる。
新たな住まい方の仕組みは、斜面に住むことのデメリットを解消し、都市部の過密化と周辺の空洞化の問題を解決する。


 

街を感じる建築
小林 亮(名古屋工業大学 大学院)
戦後の名古屋の復興はテレビ塔と共にあった。しかしそのテレビ塔も2011年のアナログ放送の停止に伴って電波塔としての役割を終えることになる。この提案は、不要になったこのテレビ塔を5つのパーツに分解し、名古屋の中心地・栄地区にある久屋大通公園内に、新たなモニュメントとして設置するというものである。
各断片はデッキとエレベーターで結ばれ、利用者はかつてのテレビ塔を間近で見ることができるようになる。各パーツには既存の公園の噴水、ガス灯、池などに対して親和性の高い休憩エリアや音楽エリアが設けられている。エレベーターの昇降路とかごには透明な素材が用いられ、視線が遮られることはない。またスピードも歩行の延長線上にある低速で進むため「鉛直方向への歩行」に類するものである。
ひたすら高さとスピード化へと向かっている高層建築とは異なり、ここでは失われたヒューマンスケールが再び獲得され、五感で街を感じることが可能だ。


 

エレベーターの裏の世界
後 棟晃(工学院大学 大学院)
小沢翔太(工学院大学 大学院)

われわれは普段、エレベーターの昇降路内部を見ることはない。しかし視点を変えれば、昇降路部分は建物すべての階を貫く大きな吹き抜けであるとも考えることができる。この案では、使われなくなったビルのこの無用の空間に着目し、再利用が提案されている。
例えば、そこが神保町であれば、多くの書店・出版社・取次、そして世界最大級の古書店街であることの特性を生かして、書物の展示空間へと変えてしまう。あるいはそこがレコード店が多く、若者の集まる下北沢であれば、レコード・ジャケットの展示空間にすることもできよう。あるいはギャラリーに、あるいはイベント会場にと、エレベーターの昇降路はその町の特性を反映する場所へと変貌する。ただのエレベーターの移動空間だった昇降路部分は、未来では町の情報を発信する場所、人々の憩いの場所へと生まれ変わることになる。


 
ページトップへ

 
 ●その他、詳しい内容は 東芝エレベータ FUTURE DESIGN 2010 未来エレベーターコンテスト をご覧下さい
 

ページトップへ

登竜門トップ掲載・広告依頼主催をお考えの皆様へ
運営会社お問い合わせサイト利用規約個人情報保護方針

Copyright © 1997-2013 JDN Inc. All rights reserved.