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第3回 男と女のフォト川柳コンテスト
第3回 男と女のフォト川柳コンテスト > http://www.futari-jikan.com/
受賞作品発表 2010年2月
>> 募集要項。参考としてご覧下さい。(終了しています)

 同賞は、カップルのよりよい関係を応援するキャンペーンの一環で、今年で3回目の開催です。
 内容は、川柳とその句をイメージした写真をセットに募集するというものです。自作の川柳を規定の写真と組み合わせる「セレクトフォト部門」と、写真、川柳とも自作の「フリーフォト部門」の2部門で募集を行いました。

 今回、受賞作品の8点をご紹介致します。


応募総数:8,146点
受賞総数:8点
■ 主催:バイエル薬品株式会社

「くちびるが 背中に欲しいなと思う」

【くちびるが 背中に欲しいなと思う】
賞・賞金
●バイエル賞 (1句) 賞金5万円、国内旅行券10万円分
●優秀賞 (各部門3句) 賞金3万円
●優秀賞 (一般投票部門1句) 賞金3万円

審査/審査員(敬称略)
●特別審査員
尾藤一泉(川柳学会専務理事)


各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
 (川柳作者選評・コメント
 セレクトフォト部門
バイエル賞
「くちびるが 背中に欲しいなと思う」
「くちびるが 背中に欲しいなと思う」
鳥取県 浜ぶどう(53歳男性)
<尾藤先生選評>背中は、自分のパーツではあっても、自らの目で見ることのできない他人ともいえる部分。修復の契機に、作者は背中にくちびるを見つけた。この背中のくちびるこそ心理であり、新しい器官が口を開けば、すれ違いなんて簡単に越えられる「ホント」の部分をフォトにマッチさせ、心まで読み込んだ詩的世界に仕立てています。
<受賞者コメント>連絡をいただいたときは、喜びのあまり天井に頭をぶつけそうでした。写真はケンカをして背中を向け合っている男女。気まずいながらも反省をしているはずです。こんな時、背中にくちびるがあったらすぐにでも仲直りが出来るのに。思わず若い頃を思い出しました。
 
優秀賞
「地図よりも 欲しい彼女の 説明書」
「地図よりも 欲しい彼女の 説明書」
千葉県 取扱説明書(49歳男性)
<尾藤先生選評>単に地理的な迷子ではなく、彼女との関係において迷子になってしまった男性と捉えた点が他作品と異質な視点。若い男性諸君が草食になってしまっているのも、説明書がなければ先に進めないという現代社会の批判にもつながっているようです。
<受賞者コメント>受賞句は、取扱説明書と言う「旬」な言葉を効果的に使えたのが勝因だと思いますが、これからも、言葉のチョイスと下五の「決め」に力を入れて精進していきたいと思います。
 
「しっぽだけ 染まらないのが 女なの」
「しっぽだけ 染まらないのが 女なの」
東京都 ワカコ(39歳女性)
<尾藤先生選評>ベッドを共にしても、染まりきらない部分を残すという女性のしたたかな面を写真から嗅ぎ取り、男と女の「ウソとホント」を言語化したのは、フォト川柳というジャンルで効果的。この写真には多くの作品が寄せられ、面白いドラマが生れた中から、この作品が選出されました。
<受賞者コメント>キレイな写真を見ながら楽しく作ったものが、8000通もの中から選ばれるとは二重の喜びで、とても嬉しいです。もし、しっぽがあったら楽しいかなと思って作りました。
 
「驚いた 仕事中より 真面目だな」
「驚いた 仕事中より 真面目だな」
千葉県 G2(28歳男性)
<尾藤先生選評>1句独立した17音では内容を鑑賞しきれない面もありますが、前句附のように題(写真)と、呼応することによって新しい世界を鑑賞させる「フォト川柳」ならではの作品です。「仕事中より真面目」と昼間を語ることにより、ナイトライフの全貌を想起させる手法は、川柳の古くからの伝統で解かりやすい。
<受賞者コメント>まさか賞を頂けるとは思いませんでしたので、正直驚きました。規定フォトに対しての1句ですので少々恥ずかしい気持ちもありますが、何が真面目かと言いますのは皆様のご想像にお任せいたします。
 
 フリーフォト部門
優秀賞
「いかんぜよ おりょう以外は いかんぜよ」
「いかんぜよ おりょう以外は いかんぜよ」
岡山県 ろばこ(49歳女性)
<尾藤先生選評>今年始まったばかりの大河ドラマの主人公を見事に取り入れ、フリーフォト川柳の面白さを発揮して男と女の「ウソ」を表現。作品も「いかんぜよ」という土佐弁と「おりょう以外」というだけで全てを呑み込ませるのは、川柳という短詩型表現の効果を生かしていてよく出来た作品です。
<受賞者コメント>龍馬ファンの私としては、一緒に映った写真で賞をいただけたことが夢の様です。
 
「缶ルーム 二人で過ごす 愛の家」
「缶ルーム 二人で過ごす 愛の家」
神奈川県 九生(45歳男性)
<尾藤先生選評>この愛らしい魚ちゃんが、愛し合っているのかどうか、「ウソ」か「ホント」か真実を知る由もありませんが、写真の色彩的、造形的美しさを生かし、ここに川柳のテーマを見立てた作者のいたずら心は、フォト川柳として見事。錆びた缶であっても「愛」あれば…といった言外の表現が伝わります。川柳は、省略と誇張が大切ですが、写真のフレーミングと似ていますね。
<受賞者コメント>以前より海の中の多様性を撮り続けています。モットーは、「みんなちがって、みんな撮る」。小さな魚たちに教えられることはとても多いです。人間としても、妻とのコミュニケーションを、よりいっそうとらなければと思います。
 
「背を見せて ワタシに辛さ 語る彼」
「背を見せて ワタシに辛さ 語る彼」
東京都 ジャスミン(48歳女性)
<尾藤先生選評>特に女性の選考委員の間で人気があった作品。哀愁ある背中とあまり賑わいを見せているとはいえそうにない海岸が、余計に男の背中を語らせます。フォト川柳という視覚的効果も多分に利用されていて、こういう表現も試行されていいでしょう。
<受賞者コメント>夫に内緒で応募しましたが、入賞の知らせを聞いてふたりでビックリしました。夫は照れ屋さんなので後ろ姿でよかったです。辛さも喜びも共に分かち合いながら、これからも仲良く暮らしていきたいと思います。
 
 一般投票部門
優秀賞
「皺増えて 向き合うよりも 景色見る」
「皺増えて 向き合うよりも 景色見る」
東京都 けりた(26歳男性)
<尾藤先生選評>長く人生を共にしたふたりの歩みが、「皺増えて」なのだろうが、景色にとけ込むふたりの背中が、男と女の「ホント」の部分を象徴しているよう。句としては、やや説明調だが、写真と響きあったフレーズが、多くの読者に共感を生んだのだろう。
<受賞者コメント>長く続いた二人の関係を想像して、川柳にしました。他の方の作品を見て大変面白く、「自分まじめかっ!」と思いましたが、今後も川柳王子を目指してがんばります。
 
 ●その他、詳しい内容は 第3回 男と女のフォト川柳コンテスト をご覧下さい
 

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