一般社団法人 日本商環境デザイン協会（JCD）が主催する、商環境を中心とする空間デザインの顕彰を目的としたアワード、JCD INTERNATIONAL DESIGN AWARD2016の公開審査会が6月25日 東京デザインセンターで行われ、「BOOK AND BED TOKYO」（SUPPOSE DESIGN OFFICE 谷尻 誠・吉田 愛）が大賞となった。

528点の応募作品の中からネットでの1次審査を通過した105作品を対象に、プレゼンテーションパネル（A2サイズ 2枚）での審査を行い、JCD大賞（1点）、JCD金賞（6点）、審査員賞（7点）を選出。35才以下の若手デザイナーを対象とした新人賞は「SUGA LABO」（株式会社乃村工藝社A.N.D. 竹内宏法）、「日ノ出町アートブックライブラリー」（KSA 住谷素子）の2点。

審査員長の橋本夕紀夫氏は総評で「今年の受賞作品はバラエティに富んでいて、“デザイン”は本当に様々なアプローチで考えることができると思いました。造形の美しさが結果的にコトを起こすこともあるし、社会性を考えて作られたものが、結果的に意匠性の高いものになる場合もあり、新しい“デザイン”を考えるきっかけになったのではないかと思います」と語った。

なお、金賞受賞者によるトークイベント“JCD デザインメッセージ 2016”が2016年の冬頃に予定されている。

2次審査員（50音順）：
飯島直樹、小坂 竜、近藤康夫、橋本 夕紀夫（審査員長）、長谷川 演、間宮吉彦、面出 薫

http://www.jcd.or.jp/index.html