募 集 終 了
応募作品数:30点
入賞作品数:6点
結果発表日:2014年3月7日
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最優秀賞
宮崎宏康
鉄腕アトム、スネ夫、サザエさん・・。二次元にしか存在し得ない形状の髪形を見事に立体化する日本のフィギュア造型師。その匠技に倣って、日本独自の文字「ひらがな」を強引に立体化。「がぉ~」「きゃ~」と読める角度を探して頭をうごかす観客の姿も怪獣MONSTERに見えてくるかもしれません。
小学校時代を東北で過ごしました。仙台や山形にいる友人達のことがいつも頭の片隅にあります。自分も日々生活する中で何ができるのか。直接の警鐘ではなく、純粋に作品を楽しむことが力になる場をつくる、というこの企画に深く共感しました。与えられた場に感謝し、力を伝えられるよう全力を尽くします。
優秀賞
カブリモノス
kaburimonos(カブリモノス)は、アートピースとしてのかぶりものをテーマに創作活動を行っています。MONSTER展に出展させていただいた作品は「KUMO-ZARU」という作品です。クモ(タランチュラ)とサル(ニホンザル)をモチーフとした、ハイブリッド・モンスターのかぶりものです。
賞をいただけてとても光栄です。これを励みに今後もモンスター(のかぶりもの)を創っていきます。
坂爪康太郎
泡は消えると分かっているから尊いわけで
光に照らされ影ができるように
表が裏を生んだんだ
復興チャリティーの公募展でありながらあえて「monster」をテーマとしたところに強い意志を感じました。私としては「monster」を、それぞれが向き合わなければいけない対象であると受けとめ、そのような意識で制作をさせて頂きました。優秀賞を頂くことができて大変嬉しく思います。
nisai®
ヒトの手は悪意と善意を持ち合わせたモンスターになり得ます。針金を亀甲編みで立体造形して作品を作っています。編目で造形される面と、透過して見える向こうの網がモアレを作り独特の空間を作り上げます。モビールの様に動くことでその影が思いがけない造形美を作り出します。
モンスターという言葉の響きに躊躇なく応募しました。4年前から針金を使った造形をはじめました。受賞できたことは今後の可能性をより実感できたと思っています。創造力に満ちた作品を今後も制作してゆきたいと思います。
ウエツジ ショータロー
眠りの中。夢を見る。消えない記憶の悪夢。悪夢を飲み込む怪獣。怪獣は観る人によって恐ろしくもあり、神々しくも映り、滑稽にも見えます。様々な姿にメタモルフォーゼする怪獣の魅力、不気味だけど心躍る、そんな絵を描きたいと思いました。
普段からモンスターなイラストばかり描いているので、このMONSTER Exhibitionで賞をいただけたことが本当に嬉しいです。これからも多くの人に楽しんでもらえるモンスターを描いていきたいと改めて感じています。感謝感激でございます。
佐伯裕圭
可視と非可視の狭間にある、割り切れない部分にピントを合わせる事を意識しながら制作を進めています。肉眼を通してモンスターを見る事はできません。しかし、実際の肉眼に映らない物ほど私たちの心を満たすものはないように思います。眼に映らない物に憧れる心をもつことで、どんな場所でも状況でも、いつだってモンスターに出会える。という思いで<旅の空に見た行列>と題しました。いつも同じ空が頭上にあるごとく。
この度は、受賞をいただき大変嬉しく思っています。これまで制作してきたものがモンスターを連想させるものでしたので、普段通りのびのびと制作する事ができました。この受賞を励みに、今後も精進していきます。
詳細は公式ホームページをご覧ください