結果発表
2014/10/29 9:30

Tokyo Midtown Award 2014 アートコンペ

応募作品数:1,429点(デザインコンペ: 1,072点、アートコンペ: 357点)
受賞作品数:14点(デザインコンペ:8点、アートコンペ:6点)
主催:東京ミッドタウン

グランプリ

群雄割拠
原田 武
群雄割拠
作品コンセプト
建築されてから時間が経過したコンクリートブロックの壁、一部は崩れ雑草が生えていた。その草や壁には小さい生き物達が住んでいる。子供のときには身近で何気ない所から発見をして喜びを感じていた。年を重ねていくにつれてそうした発見や感動は無くなっていく。そんな日常に金属によって作られた塀や虫や花によって観察と発見をする喜びを与えたい。

準グランプリ

TODAY
加藤 立
TODAY
作品コンセプト
「そのとき街で通り過ぎた一台の車のナンバーが自分の誕生日と同じだった。」この作品は毎日、作家が写真を入れ替えています。以下の作家のホームページのトップにもなっておりますので、ぜひご覧ください。
http://www.ryukato.com/

優秀賞

Empty freezer (m12)
大塚 亨
Empty freezer (m12)
作品コンセプト
仏教の教えの中で無常(どんなものにも始まりと終わりがあるということ)という言葉があります。この世が無常である限り、仏像でも、プラパック等の使い捨てのものでも同じようにいずれは朽ちていく、大差のないものではないでしょうか。しかし、実際は仏像、使い捨てのものとして当然のように分けられています。そこで、仏像と同じ彫刻技法で作られたプラパック等から、いままでの価値観に疑問を提示できたらと考えています。
明日へ変わる
小林 万里子
明日へ変わる
作品コンセプト
昨日の私と今日の私は全く同じではない。自分という存在は変化し続ける流れそのもので、変わらずそこに在り続ける事は不可能だ。現代社会はこの生命の流れに似ていると私は思う。日々生産される多くの物や情報の代わりに、失われるものもまた同じだけある。変わりたいと願う自分がいて、変わらないで欲しいと思う風景があって、変わり続ける自然の流れがある。私達の矛盾した気持ちとは裏腹に、生命はただ真っ直ぐに、明日へ変わる。
The other
住田 衣里
The other
作品コンセプト
モチーフのハイヒールは都会で生き生きと暮らす女性のイメージの投影です。この作品の最も重要なストーリーは「社会に対し、憤った女性が履いていた片方の靴を衝動的に投げ、ふと、我に返った時にもう片方の靴を見たら、靴のヒールが獣の足になっていた。」というものです。

東京ミッドタウンに設置することで、都会で生きる人のスタイリッシュさと人間の持つ動物的な本能の両面を映し出す「鏡」の役割を担うと考えます。
欲玉
山田 弘幸
欲玉
作品コンセプト
私は色、形、性質も違う個が雑多に混ざり合い、その集合体内部で勝手に出来上がる秩序や構造に美を感じる。集合体の外形を創るのが国家や世界秩序。違いが有りながらも一つの球体(地球)を共有し皆、各自の欲に向かって与えられた生を一生懸命生きている。人間の欲望を一枚の食パンに見立てそこに飛びつく人たちを卵子に群がる精子のように我々が生きている今の時代を可視化 した。東京ミッドタウンの軒下を奉る杉玉をモチーフに『欲玉』と題した作品。
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