学生設計コンペティション2013《学生限定》

募 集 終 了

  • 建築・インテリア・エクステリア
  • 学生向け
  • 募集要項
  • 結果発表

応募作品数:24点
入賞作品数:3点
主催:NPO法人 京都くらし方研究会

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最優秀賞

「竹の回廊」
「竹の回廊」

榊原宏代(東海工業専門学校 金山校 建築ライセンス科)

コンセプト

乙訓地域は農家で竹林が栽培されていたこともあり、今も竹林が各地に残っています。竹取物語のモデルとなったとされる場所もあり、竹に親しんできた地域です。しかし、現在はその運営を一部ボランティアにたよるなど思わしくありません。
そこで、竹とその加工技術を取り入れた住宅を提案したいと思います。外に椅子を出して座る高齢者や子どもの見送りをする母親。家と道路、家と庭など、内と外の間で起こるコミュニケーションがあります。日常を豊かにするコミュニティーの場となることを期待します。
竹を使った建具によってプライベートとパブリックを緩やかに間仕切り、繋げる関わり方は乙訓地区ならではの奥ゆかしい空間となると考えます。

優秀賞

「竹の連景」
「竹の連景」

吉村紗央里(京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 建築設計学専攻)

コンセプト

・職住一体型集合住宅
サブセンターの場所に職住一体型の集合住宅と商業施設を設け、まちの心臓のような場所をつくる。
地域の中心となる場所に、職住一体型集合住宅を提案する。近辺の大学のサテライトの誘致や、商業施設を取り入れることで、対象敷地に新しい人が入り込む。建物を竹が包むように配置され、垂直方向にも水平方向にも空間がひろがる。人々の動きが見え隠れすることで住民と新しく入ってきた人の交流がゆるやかにひろがっていく。

・共鳴する戸建て
既存の住戸に共有の庭でつくって交わる。
既存の住戸を生かした住まい方の提案。一つの街区で庭を共有し、楽しみを一緒に共有することで、異なる場所から来た人々の関係が強くなる。竹をデザインコードに用いた庭作りが始まる。夏には暑い日差しを遮り、趣味を共有しながら、個人個人のプライベートもやさしく守るような竹が連なることでできる景観がうまれる。


「棲み分けの家」
「棲み分けの家」

谷口 豪(神戸大学大学院 工学研究科 建築学専攻)

コンセプト

敷地である京都南西部は盆地である事もあり、寒暖の激しい地域である。
つまり、四季の変化が大きいということがこの地域の特徴である。
工業化住宅は、外部環境の自然と住空間が完全に分断するという方法により、住まいの快適性を作り出している。
これとは異なる方法、四季の変化を受け入れ、年中を通じて快適な場を見つけられる住宅が京都南西部の家としてふさわしいと考えた。