第19回 平成独楽吟

募 集 終 了

  • 川柳・俳句・短歌
  • 募集要項
  • 結果発表

応募作品数:8,382首(平成独楽吟部門7,980首、一般短歌部門402首)
入賞作品数:59首+3校(平成独楽吟部門30首+学校賞3校、一般短歌部門29首)
結果発表日:2014年3月9日

平成独楽吟部門 橘曙覧賞(最優秀賞)

「たのしみはピカピカひかるかいだんをそうじおわって上から見るとき」

堂島彩愛

同部門 福井県知事賞

「たのしみはふと吹く風に故郷(ふるさと)の海が匂って立ちどまるとき」

吉田誠一
※「吉」は「土」の下に「口」

同部門 福井市長賞

「たのしみはばあちゃん囲む一族がおんなじ顔で笑っているとき」

松下弘美

同部門 福井県教育委員会賞

「たのしみは四限目終わり腹減ってゴリラのように給食食うとき」

片山流星

同部門 福井市教育委員会賞

「たのしみはシャボン玉追う君のあと歩調を合わせママでいるとき」

村田千賀子

同部門 福井新聞社賞

「たのしみは子を乗せ走る自転車の日一日と重み増すとき」

小西江理子

同部門 日本放送協会福井放送局長賞

「たのしみは点滴しつつ眺めやる空に小さく機の見ゆるとき」

吉川閨子

同部門 福井中央郵便局長賞

「たのしみは娘息子にふるさとの新米送る宛名書くとき」

岡野 満

同部門 熊本市賞

「たのしみはゆっくり生きて茄子をたべゆっくり茄子の花をかくとき」

中江三青

同部門 歴史のみえるまちづくり協会理事長賞

「たのしみはしなくてもいいわが子らの繕いためてかがるひととき」

面屋ちさ

同部門 学校賞

浜松市立佐鳴台小学校、長崎市立南長崎小学校、川越市立福原中学校

一般短歌部門 橘曙覧賞(最優秀賞)

「台風は過ぎて秋晴れコシヒカリをひとかぶひとかぶ手で起こしやる」

北野よしえ

同部門 福井県知事賞

「案山子より地味な服着て畑を打つ越前平野祖母のふるさと」

南出えみ子

同部門 福井市長賞

「ふたりごの母であるらし初恋の人は若狭の生まれだったよ」

合志龍樹

同部門 福井県教育委員会賞

「青い海友と飛び込み笑い合う僕を乾かす夏の潮風」

宇佐美 茜

同部門 福井市教育委員会賞

「大漁の若狭鰈は夕焼けの色になるまで干されていたり」

水谷あづさ

同部門 福井新聞社賞

「一日(ひとひ)終えあすはの橋をそれぞれに人渡り行くひと其れ其れに」

矢納雅夫

同部門 日本放送協会福井放送局長賞

「早春は海より来たる水仙の陸(おか)に向かひて打ちなびくとき」

山下奈美

同部門 福井中央郵便局長賞

「海からの風雪荒ぶる東尋坊に公衆電話ボックスひとつ」

吉田尚子

同部門 歴史のみえるまちづくり協会理事長賞

「夜の更けて父求め来しずわい蟹茹でたての身の甘くとろけし」

中橋睦美

2012年
過去の応募要項