あつぎ映像コンテスト2013

募 集 終 了

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  • 結果発表

応募作品数:116点
入賞作品数:8点
結果発表:2014年2月

グランプリ

CROSSING
「CROSSING」

井村 剛

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審査員講評

展開のリズムとテンポが良く、次に何が起こるのかと引き込まれていく作品です。後半部分にかかるにつれて、何となく最後のオチめいたものが予想はできますが、あまりにもアナログすぎる小道具であるリコーダーの登場がユニークです。昨年度までのような笑顔、笑いというテーマが本年度は設定されてませんが、3分以内でまとめられた魅力ある映像として、グランプリの賞に値する作品として認められました。

準グランプリ

夕焼け小焼け 厚木を愛した中村雨紅
「夕焼け小焼け 厚木を愛した中村雨紅」

八代俊博

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審査員講評

中村雨紅と厚木とのかかわりをわかりやすくていねいに紹介しています。貴重な情報も手堅く盛り込んであり、見応えがあります。そして何より、中村雨紅の作った「夕焼け小焼け」の歌にそって、そのしみじみとした印象を更に増幅させ、叙情的に作り上げています。夕焼けのインターバル撮影も光の感じや雲の動きが美しく、見事です。何げない厚木の街の風景なども、何かしら心のこもったものに感じられる、素晴らしい作品だと思います。今後の創作活動にも充分に期待が持てます。楽しみにしております。

特別審査員賞

いってきます。
「いってきます。」

赤羽祐香

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審査員講評

小栗康平(映画監督)実写に比べて、アニメーションは、ものの大きさやかたちを自在に選択できます。『いってきます。』は、そのアニメーションの特性をよく活かして、人物の感情そのままに、ものが近づいたり、離れたり、変容したりして、見るものを惹きつけます。悲しい話、ではあるけれど、かたちが、やさしく語りかけてくる。いい作品でした。

協賛企業賞

愛しいあんたへ
「愛しいあんたへ」

加藤秀樹

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審査員講評

愛しい人への思いを、お弁当で表現するという着眼点がユニークです。また、その編集手法が、いわゆる同ポジ編集で、お弁当が出来上がっていく過程をシンプルかつ効果的に見せています。
評価されるのは、くどくど見せるのではなく、ポイントをうまくピックアップしてつないでいることです。そのため、わずか数十秒の作品ながら、制作者の思いが観る者にしっかり伝わり、印象を残す作品となっています。フェードイン、フェードアウトを使い、そこでタイトルを入れているのも効果的です。BGMの選択もいいですし、BGMと映像のカットタイミングも自然な感じです。
短い作品でも、これだけ表現力を持たせることができるというお手本のような作品です。一つだけ気付いた点ですが、タイトルのフォントが、多少やりすぎの感があります。ゴシック系やメイリオのほうが映像とよりマッチするのではないでしょうか。これからも印象に残る作品を期待します。


小説
「小説」

たかせしゅうほう

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審査員講評

30秒という短い時間の中に、起承転結がしっかりと描かれ、見終わった後に観客も主人公と同様にがっかりした気持ちになる共感できる作品に仕上がっています。よく考えられた映像とカット割りで、せりふ、ナレーションなしに物語が伝わってきます。ワンカットが短く非常にテンポがよくスマートで、主人公の気持ちの高揚を感じますが、若干せわしなさも感じるところがあります。ただそのせわしなさが、最後の落ちに向けたカットの長さでその分印象的になっているとも思います。短尺の作品として大変良い作品だと思います。


具現化ん字
「具現化ん字」

愛知工業大学映像制作サークルQuiQ

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審査員講評

個人の技術、また撮影機材や編集ソフトのクオリティー向上で応募作品の質は年々格段に高くなってきたと感じています。プロの制作者と見分けの付かないほどのクオリティーを持った作品も増えてきました。ただ、映像美も大切ですが、何を表現したいのかという意図が観る側に伝わることが大切なのだと思っています。そうした中、本作品は単に奇をてらったものではなく、ユーモラスなテイストの中に、作者の伝えたいことが上手く表現されているといえるでしょう。また映像制作に携わるものから見れば、実写と特殊効果の組み合わせが、いかに大変であり、本作品においては、それを嫌味なく上手く組み合わせていることが理解できます。
これからも柔軟な発想で観るものに思いを伝える作品を創り続けてくれることを期待しています。

厚木商工会議所女性会賞

ようこそ厚木へ 川秋沙
「ようこそ厚木へ 川秋沙」

重松正孝

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審査員講評

この作品は、毎朝、多摩川を歩き、川に渡来する野鳥を観察していく中で、川秋沙を見つけその紹介をする映像です。全体的にひとつひとつのカットが日々みている風景を的確に捉え、とても情景がはっきり伝わってくるカットがすばらしい。また、BGMの選曲やナレーション、テロップなどもポイント毎に不可しており、視聴者に内容が伝わる工夫をされています。ナレーションに関して、ゆっくりはっきりとした口調がとても良く、幅広い年代でも内容が伝わってくる原稿です。


愛甲人参再生プロジェクト
「愛甲人参再生プロジェクト」

横山利晴

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審査員講評

この作品は、昭和20年代まで地域の多くの農家が栽培していた特産品の愛甲にんじんの再生プロジェクトの紹介映像です。全体的に栽培家庭のプロセスやプロジェクトの方々の意見、参加した市民の声をうまく取り入れ、バランスの良い映像作品だと思います。
また、BGMの選曲やナレーション、テロップなどもポイント毎に不可しており、視聴者に内容が伝わる工夫をされています。

2012年
過去の応募要項