募 集 終 了
応募作品数:175点
入賞・入選作品:合計17点
結果発表日:2014年1月
グランプリ
上野皓司
上映時間:16分
皮膚から泥が出る奇病を持つ関口真(20)は、母の関口美春(50)と田舎町で二人暮らし。真の身体は奇病の為いつも泥まみれ。
しかし、町の人々は皆普通に接してくれる。
一見平穏な日々の暮らしの中で真の心には少しずつやるせなさが募っていく。
奨励賞
石原弘之
上映時間:15分
自分だけの世界を持つこと。
それはどこにも落とし込まれない、ただの自己満足の一端にすぎない。
だとしても自分だけの世界は宝物だ。
無意識であまりに感覚的すぎたとしても、「好き」という気持ちひとつで突き進んでいくエネルギーを私は肯定したいと思った。
久保田 誠
上映時間:20分
冬、東京の西。
道子はドラムを気兼ねなく叩ける新居を探している。
友人の菜々に空き家を紹介してもらい、2人は下見に行く。
そこで思わぬ人物に遭遇する。
内藤日和
上映時間:6分
私が子どもの頃に感じた感覚や視点と、私が大人になってから感じるようになった感覚や視点を、大人と子どものやりとりを通して表現してみたくておじさんと女の子を自分自身に重ね合わせながら作りました。
入選
小野篤史
上映時間:27分
大学に行くと決めた二郎。
第一志望の大学しか受験しない。受からない。
まわりのみんなはどんどん大人になっていきます。
そんな二郎の物語。
山本 翔
上映時間:16分
アクリル絵の具を使って制作された、「意味」を題材にしたアニメーションです。
主人公のいみくんが様々な仲間と共に意味がもつ価値やテクスト、実態といった側面を発見していく内容になっています。
いみくんには作者の「一銭の価値にもならなくても物を作る意味」や「この世界に自分がいる意味」等が投影されています。
そのため作中には一部、作者自身を指す問答や実写場面が登場します。子ども向けアニメの体裁をとっていますが、台詞が示す意味に憶測を立てながら見ていただけると幸いです。
塩出太志
上映時間:15分
この世界は現実なのか妄想なのか?
川口恵里
上映時間:5分
女子中学生 バレーボール部、部活動中の10分休憩の過ごし方。
そもそも、みんなただの肉だもの。
靴も靴下も脱いで、足の指の間を風が通り抜ける事の清々しさに喜びを。
井村 剛
上映時間:5分
薄暗い部屋の窓から男が向かいの横断歩道を観察している。
そこへイカツイ風貌の盲人がやってきて信号待ちで立ち止まる。
部屋の男はその男(盲人)を待っていたのだ。
慌ててバッグから道具を取り出し組み立てはじめる。
道路を挟んで繰り広げられる「手に汗モノ」のハードボイルド調コメディ。
松本卓也
上映時間:30分
現在、世界に広がるSNSを、独自の手法で表現した。冬の関ヶ原で吹雪の中撮影したロケーションは、虚構からさめ、現実の孤独感を見事に映し出すシーンに仕上がった。
原 創平
上映時間:6分
食器でできた創作楽器“dishphone(食琴)”。
楽器製作自体がひとつの物語ではあるが、この作品では楽器が最も輝く瞬間に演奏を切り取りショートフィルムに仕立てた。
小田 学
上映時間:20分
大学の映画サークルの話。
本間名音
上映時間:18分
宅配ピザのアルバイト オギノメは一年前に行方不明となった愛猫ファニーを日夜探し続けていた。
ある日、配達でおもむいたアパートで彼はファニーと再会を果たす。
客の女性カオリ(24)に保護され、新たに“十兵衛”と名付けられていたのだ。
そして、権利を主張しあうオギノメとカオリのすきを盗んでファニーは夜の街へ飛び出してしまう。
岩上奈津子
上映時間:20分
平凡な日々にウンザリしている団地妻、みよこ。
ある夜、みよこは宇宙人と浮気をし、宇宙人の子どもを妊娠する。
森 博章
上映時間:13分
本作は女の子と幽霊の交流を描いた話だが、本質は物語性よりも、映画におけるカメラの存在、またそれに伴う画面構成の面白みをテーマとしている。
幽霊映画にありがちなホラー要素は入れず、あくまで女の子と幽霊が出会うところを切り取っている。そして、全カットを登場人物のPOV(Point of View)にして、各人物ごとの認知の差異を活かして話を展開した。あるPOVでは、カメラのピンボケ、ノイズを用いて目の良くないところを表現した。
YUKI ONO YUKI
上映時間:8分
夫の2度目のガンの転移は、改めて私に生と死を考えさせた。
日常に始まり、転移告知からの葛藤と手術を経て安堵とともに、また日常へと戻っていく心の記憶。かつて、身体の一部であった切り離された皮膚の冷たい死、一部を失ってもそれまでと変わらない温かな身体の生。その体験を核に現実と心象の温度という表現に意識的に取り組んだ作品。
三ツ星レストランの残飯
上映時間:7分
極めて下品で下劣で、キッチュで珍妙な、ハートフルハッピーアニメーションっ!
詳細は公式ホームページをご覧ください