優秀賞

作品名「水耕雨読」
水耕雨読

佐藤 勉(建築家、准教授/駒沢女子大学 人文学部空間造形学科)

1966年東京生まれ。一級建築士、インテリアプランナー。Adele Naude Santos and Associates (U.S.A.)、(株)TIS&Partners勤務を経て、2002年佐藤勉建築設計事務所設立。積水化学工業(株)との協働による戸建住宅や、天然温泉きぬの湯別荘(2006年、茨城県)など、住宅・商業施設等の設計に携わる。また家具・プロダクトデザインにも取り組み、DESIGNTIDE TOKYO 2008に4通り座れる木製椅子“Four”を出展。2010年駒沢女子大学人文学部空間造形学科准教授。東京インテリアプランナー協会副会長。

受賞者コメント

本を読むことと、野菜を育てることの共通点とは?それは少しずつ、大切に、じっくりと進む時間があることです。好奇心をもち、ワクワク、ドキドキしながら、未知の世界の扉がゆっくりと開かれていきます。子供のころに夢見た、果てしない時空の広がりがそこにあります。驚きと、期待と、少しだけの不安の入り混じった、かけがえのない時間。そんな豊かな時間を与えてくれる、本棚に収まる水耕栽培ユニットを提案します。

審査員コメント

五十嵐久枝

本棚に野菜とは意外でした。
本の間に共生する野菜の様子は如何なものなのか、興味がわきました。
扉を開いて使用する姿は再検討してください。

柴田文江

本というモチーフに夢を感じるデザイン。大きさなどの限界をどう処理するか実用時での展開が楽しみである。

手塚由比

ネーミングが良い。夜暗い部屋で、本棚の本に混じってプランターが光っている景色はきれいであろう。実際にはかなり分厚い本でないと植物にとっては窮屈な気がする。

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